リレーコラム:XMLの今と未来
【リレーコラム:XMLの今と未来】 XMLの過去、現在、そして将来 (2002年01月24日)
人の行動予測は難しい。いつ、どこで、だれが何をするかなんて予測がつかない。この世界を動かしているテクノロジーも、その予測しがたい人間が作り出すものである。やはり予測しがたい。 考えてみると、XMLがこんなにブレークするなんて誰が予想しただろうか。今となっては皆さんご存知かどうか分からないが、XMLはSGMLというISO(国際標準化機構)が定めた文書処理分野のマークアップ言語をWebでも利用しようということで規格の見なおしが行われたものである。SGMLは1986年に制定されたが、その後、文書処理の中でも特定の分野以外では利用されることがなかった。その理由のひとつに「タグ付けなんて難しくてできない」というものがあった。そのような状況にあって、SGMLがちょっと姿を変えただけのXMLがこんなに広く利用されることはSGMLに携わった人であれば誰も予想しなかった(できなかった)であろう。
【リレーコラム:XMLの今と未来】 XMLの文化と分化 (2001年12月18日)
今回はXML利用の「適材適所」に背景にある文化論(?)について考えてみたい。『大辞林』によれば、「文化(culture)」とは「社会を構成する人々によって習得・共有・伝達される行動様式ないし生活様式の総体」である。「言語・習俗・道徳・宗教、種々の制度などはその具体例」といえる。どんな技術であっても、その技術を生み出してきた人々の価値観、その技術の前提や派生元となった原技術、技術のニーズを生み出した時代の背景や流行、独自の利用形態などが反映されているものである。それが「様式(mode)」として明確に差別化されたものといえるようになるとき、その技術の「文化」が成立していると考えてもよいだろう。XML利用の「適材適所」が論じられるということは、XML利用の「様式」が存在することの証しでもある。
【リレーコラム:XMLの今と未来】 XMLシステム構築とスワローズ (2001年11月15日)
日本・アメリカともに、プロ野球のシーズンが終了した。21世紀初のペナントレースということでシーズン前から大変に注目を集めた一年であったが、今世紀初のセリーグチャンピオンという栄冠にヤクルトスワローズが輝いた。また、日本シリーズでは「いてまえ打線」を誇る大阪近鉄バッファローズの打線をみごとに抑え、今世紀初の日本一の栄冠を手にしたのである。
【リレーコラム:XMLの今と未来】 XMLを活かす!XML対応ツール (2001年10月18日)
受講者の皆さんと接していて、最近気づくのは、XMLがブームとなっている現在、「XMLさえ、マスターしていれば、何でもできる。」「XMLさえ勉強すれば大丈夫!」あたかもXMLを万能薬として考えておられる方も中にはいらっしゃるということだ。しかし、ご存知の通りXMLだけマスターしても、XMLをビジネスに活かすことはできないのである。
【リレーコラム:XMLの今と未来】 ビジネスにおけるXMLのメリットとは? (2001年09月20日)
XMLの導入がビジネスにもたらすメリットとして以下の点を挙げることができる。 ■長期的に見た場合に費用の削減になる XMLはデータ構造の違いに柔軟に対応できるため、企業間データ交換にXMLを採用すればデータフォーマットの違いを吸収できる。したがって既存の基幹システムを温存したまま、企業間のインターフェイスのところだけをXML対応にすれば、企業・団体の壁を越えたシステム連携が可能になる。
【リレーコラム:XMLの今と未来】 ウェブ・サービスはネコ型ロボットの夢を見るか (2001年08月16日)
WWW(World Wide Web)-1989年3月、ヨーロッパの粒子物理学研究所(CERN)に在籍していたティム・バーナーズリーは自分が発明したものをそのように名付け、論文の形で発表した。彼は真のビジョナリーであり、インターネットが商用化され、世界的に普及するずっと前から今日のコンピューティングの有様を適切に描写していた。
【リレーコラム:XMLの今と未来】 XMLを単なるブームに終わらせるな (2001年07月19日)
米国の景気減速は、当地だけでなく世界経済に影を落としている。周知の通り、発端となったのは昨年のインターネット・バブルの崩壊だった。そのころインターネット企業の株式公開に市場は熱狂していた。将来性だけが先行した結果、新興インターネット企業の株価が実質以上に高騰していたのである。やがて投資家たちが利益の上がらない企業から手を引き始めたことでバブルの崩壊が始まり、今日の景気低迷に至ってしまった。
【リレーコラム:XMLの今と未来】 XMLを動かす (2001年06月21日)
皆さんもご存知のように、XMLは、タグと呼ばれるものでデータを区切ってその意味を表すものである。これはいたって単純なしくみであり、それゆえに様々な分野での利用のアイデアを促進していると言える。XMLはコンピュータでのデータ処理のあらゆる分野での利用が可能なのである。 しかし、そのようなタグによって表現されたXMLデータそのものは技術なのだろうか?言い換えればXML1.0というXML文書(あるいはXMLデータ)の形式を定めた規格そのものを技術と呼べるかどうかということである。
【リレーコラム:XMLの今と未来】 XML関連書籍の「出版ブーム」はいつまで続くか (2001年05月17日)
今、コンピュータ関連書籍で「出版ブーム」の一つになっているのがXMLである。XML関連書籍は毎月のように出版されて、店頭に並んでいる。大きな書店の中には、「XML」コーナーを設けているところもある。数年前では考えられない状況である。
